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TAIZO Memorial完成の御礼とご報告 [奥山和由プロデューサー日記]

 一ノ瀬泰造氏の命日である1129日に、『TAIZO Memorial』(http://www.teamokuyama.com/taizo/other/taizoschool.html)をカンボジア・シェムリアップのバンテアイスレイレストラン横に開設させて頂きましたことをお知らせいたします。

TAIZO Memorial』開設に際しまして、計画段階からの暖かいご支援を多数の方々から頂き、誠にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。皆さまより賜りました寄付金は、設立時の費用、および施設維持、活動拡大のための費用へとあてさせて頂きました。

 

映画「TAIZO」の中島多圭子監督の2年以上にわたる尽力により素晴らしいメモリアルが完成いたしました。

 

 

 

以後も『TAIZO Memorial』の発展のため、また一ノ瀬泰造氏の精神を広く世界に伝えていくため、引き続き活動に尽力したく思っております。チームオクヤマ一同、心より感謝申し上げます。

 

今後とも引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

200612

株式会社チームオクヤマ一同

 

※なお、『TAIZO Memorial』完成のニュースは、20061129日のTBS『はなまるカフェ』内においても紹介されました。

 



「TAIZO」再上映 + トークイベントが開かれました [奥山和由プロデューサー日記]

12月3日、渋谷アップリンクにて「TAIZO」の上映後、
監督の中島さん、プロデューサーの奥山さんによるトークイベントが行われました。

観客席ととても近い為、終始和やかな雰囲気。
時々冗談も交えつつ、奥山さんは「TAIZO」制作のいきさつを語りました。

「自分の道を歩こうとすると、袋だたきにあうっていう一面もあるわけです。
袋だたきにあわなくても、またはあったとしてもそれでよしとする
幸福感が一ノ瀬泰造にはあったのではないでしょうか。
彼には、誰の目にも触れる事はなかったけれども、
アンコールワット地域の撮影という本懐を遂げた一週間があった。
その幸福感を、中島さんに映画にしてもらいたかったんです。」

観客の方々から、中島監督への質問も。『一ノ瀬泰造への熱意の理由は?』

「私にとっての人生の幸せはなにかと考えた時に、
もちろん家族も大切ですし、そこに幸せは感じるのですけれども、
子供は子供、家族は家族なんです。自分が求めているものを実現していくこと、
そこに向かう事が私に取っての一番の人生の喜びなんです。
そして、タイゾーさんにもまったく同じものを感じるんですね。」

イベント終了後は、お二人によるサイン会が行われました。
「カンボジアに行って来たんです」「これから行ってみたいと思います」
そんな方々の声も聞く事ができました。

寒い中のご来場、本当にありがとうございました!




TAIZO展、開催中! [奥山和由プロデューサー日記]

<<「TAIZO」宣伝スタッフより>>

「TAIZO」展、早いもので始まって2日があっというまにたってしまいました。

丁寧に、丁寧に、ひとつひとつ展示をじっと見つめられる方が
何人も来ていただけて、こんなに嬉しいことはありません!

血の染み付いた、とても重たいヘルメット。
なんのはずみか、へこみや傷でぼろぼろになり、
戦場をタイゾーさんが駆け回る姿が目に浮かびます。

とても、死後何年もたってしまったとは思えないぐらい、持ち主の息吹が伝わります。
お母さまがどれほど大切にされてきたのか、そのぬくもりも伝わってきます。

下はほんの一部ではありますが、写真をアップいたしました。
ぜひぜひ、ご来場下さい!!



TAIZO再上映、開始 [奥山和由プロデューサー日記]

<<「TAIZO」上映スタッフより>>

今回も、皆様のおかげで再上映を無事に開始することができました。

奥山さんと中島監督も応援に訪れて下さいました!
明日もお二人は再びいらしていただけるとのこと。
心強い限りであります。

お客さまとの交流もすてきなものでした。
物凄く大きなお荷物をしょりながらも初日上映に駆け付けてくれたかた、
「ミクシィ「TAIZO」コミュ、入ってますよ!感想どこに書いたらいいですか?」
と笑顔で言って下さる方。

こういう方々に支えられ、励まされ、少しずつ、少しずつ、
「TAIZO」は皆様のもとへと届けられていたのか、と思うと
本当に暖かな気持ちになりました。

本日ご来場頂きました皆様、ありがとうございました!
ぜひどこかでまたお会いできることを祈っております。

明日はTAIZO展初日です。
タイゾーさんの遺品を目にされて、皆様にはどんなお気持ちを
抱いていただけるのでしょうか。
見てよかった!来て良かった!と、そのお気持ち一つで帰っていただけると
何よりも嬉しく思います。

これから、どんな方々とお会いできるのでしょうか?今からとてもたのしみな
スタッフ一同であります。



タイゾーさんの遺品を展示! [奥山和由プロデューサー日記]

宣伝スタッフより、裏話をひとつ!

いよいよ、「TAIZO」再上映が明後日と迫って参りました。

ただでさえ嬉しい再上映でありますが、
ななな、なんと今回は、
奥山プロデューサーと中島監督、佐賀へ向かったスタッフが嬉しい嬉しい
お土産をもってチームオクヤマに帰ってきてくれました。

奥山さんからは、あのLOVE PSYCHEDELICOのボーカル
KUMIさんより、『映画「TAIZO」を百万人に伝える会』への直筆サイン。

佐賀スタッフより、タイゾーさんがご家族へ送った大切な手紙を数枚。

中島監督からは・・・・これは私たちも本気で驚きました!
タイゾーさんと一緒に戦場を駆け抜けた遺品の数々。
マジックでTAIZOと書かれたヘルメットが出てきた時は、
さすがにスタッフにもどよめきがはしりました。

実はなのですが・・・・
中島監督、なんとタイゾーさんのお母さまにお会いしに武雄に向かう途中、
車のタイヤがバーストし、事故を起こされたのです。
しかし我等が幸運の女神、中島監督はやはり不死身であります。
車は壊れたものの、軽いむち打ち程度で怪我はなく、
気温37度の中、交通道路の真ん中でずうっと交通整理をされていた
とのこと・・・。

もしかしたら天国のタイゾーさんが監督を助けてくれたのかも?

とにかく、それほどの苦労の末東京にやってきた
タイゾーさんの遺品を前にスタッフも盛り上がり、
ぜひ足を運んでくれた方々に見ていただきたい、そんな思いで
急ピッチで展示作業をすすめております。

大学生で成り立つ宣伝スタッフ、ちょうど就職活動中の人もいます。
今の自分に疑問をもちつつ、それでも自分の道を選択すべき時が近付いている。
そういう私たちスタッフにとって、我が道でひたすらに生きたタイゾーさん
はとても意味のある存在になっています。

私たちと同じように迷っている人、
逆にタイゾーさんのように自分の仕事に価値を感じている人。
どうかどうか、「TAIZO」がそういった沢山の人たちに何かを与える
映画となりますように。

そう願いつつ、チームオクヤマスタッフ、今もフル活動で頑張っております!



泰造さんのオーラを感じとって下さい [奥山和由プロデューサー日記]

8月9日、監督の中島多圭子さんが、一ノ瀬信子さんのもとを訪ねてこられました。「TAIZO」スクール建設活動の報告の為です。この活動は3年にわたっていますが、今は、この主旨をより明快に、そして発展させ「TAIZOコミュニティ」という形になっております。そこに提供していただく写真の遺品の選定に2日間もかかったようです。猛暑のなか、お母さまも、監督も、さぞや大変だっただろうと思います。お2人には心より感謝いたします。そして、さらに感謝のご報告があります。8月28日から「TAIZO」上映中の渋谷・アップリンクでも、一ノ瀬泰造さんの遺品を展示させていただけることになりました。ヘルメット・編み上げブーツ・下駄・おしゃれなシャツ、など、みんな彼の汗がしみ込んだものばかりです。そして、泰造さんの撮影した写真が満載の当時のアサヒグラフまで。アップリンクでは、ショーウィンドウの関係で、8月29日から9月10日までの展示となります。みなさん、是非いらしてください。そして、彼のオーラを感じとって下さい。



LOVE PSYCHEDELICO [奥山和由プロデューサー日記]

今日はたった一言。LOVE PSYCHEDELICOのKUMIさんが映画を観てくださって、映画「TAIZO」を100万人に伝える会に入会して下さいました! 署名はサイトに今日中にアップします(No.1770 )。ロバート・デ・ニーロからLOVE PSYCHEDELICOまで、と何かが起こりそうな予感! あっ、そうだ。もう一言。アンコールワット遺跡での「TAIZO」上映、決まりました! 泰造さんの命日、11月29日にアンコールトムにスクリーン張って上映します。皆さん、もしよろしければ、カンボジアまでいらっしゃいません? 多分、かなり幻想的。あっそれから、この日「TAIZOコミュニティ」も完成の予定です。監督の中島さんが「現地の子供たちや村人たちとの交流の場を作ることで、泰造さんの足跡を残したい」と約3年にわたって努力してきたものです。当初は、小学校を作るプランもありましたが、継続的なケアと確実な心の交流を考えるところから、泰造さんがずっと宿泊していたレストラン(映画「TAIZO」のなかで、ファミリーで子供の頃の泰造の思い出を語っている、あのレストランです)に彼の部屋を再現(TAIZO ROOM)と、写真をかざったコミュニティフロアを作ることになりました。そこでは、定期的に日本語教室も開ければと思ってます。あっそうだ、もうひとつ、この時期、現地・アンコールワットで11月25日から一ノ瀬泰造写真展も開催されます。今日は以上。



現在朗読練習中です [奥山和由プロデューサー日記]

お久しぶりです。山崎です。

朗読演出担当になりました!(一緒に宇野も担当しています)
なので、途中経過をご報告。

実際に読む役者さんは宇野がMIXIで募集した結果、かなりの人数が集まりました。ありがたいことです!
その中から3名こちらで選ばせて頂き、今日も集まって練習していました。

練習はもう3日目になります。
皆さんとっても話しやすくて良かったと・・・!
いえ、最低限はちゃんと気を使っているはずですが!
話の糸口を焦りながら探し、喋らなければいけないような気の使い方をしなくても良い人達だったので一安心です。

今日は練習場所が国分寺のG大だったのですが、皆さん甲子園決勝見ましたか?!
そう、早稲田実業は国分寺にあります。
駅で待ち合わせだったのですが、TVカメラがやたら多い!
歩いてG大に向かう途中に丁度、早実の校舎があるのです。
すごいですね、局のあの特有の車がずらーっと並び、祭りのような浮ついた空気。
私はリアルタイムで見ていたのですが、とってもいい試合でしたね。
試合が終わった直後に国分寺に行ったので、その興奮冷めやらぬ初めての国分寺の姿を見ました。
街が一体になってふわふわとしていました。

その中を通り抜けて、G大での練習です。
校舎がとても「大学」らしくて、いい雰囲気でした。
(ムサビは変な建物が多いのです。変といっても現代建築、というかんじですが)
年季が入っていて、うまい具合に汚れていて。
汚れというのは悪い意味じゃないです!
この校舎の薄暗さと歴史的に汚れている様を見て、ドラマが1本撮れそうだとかんじてしまいました。
セットではなかなかできない「汚し」です。

プロの役者というのはどうしてこんなに器用なんだろうと思います。
私は高校時代演劇部で役者をしていましたが、演出に(言葉で)叩かれても叩かれても、どうやっても、なかなかうまくいかないことの連続でした。
しかし、やっぱりそれを仕事にしていく人は違うんですね。
私が「これじゃない。こうしてくれ!」という言葉を素直に飲み込んで、表現してくれるんです。

それを調整して調整して。

ちがう、ちがう、ちがう、あ、それですそれ!今のが良かった!
では忘れない内にもう一度。
・・・ん?さっきの方が良かったですね・・・。

これの繰り返しです。
まさに3歩進んで2歩下がる世界。
じりじりと前に進んでいきます。

明日はアップリンクでの打ち合わせです。
何か見落としがありそうで不安になるのはいつものことですが・・・
何もないといいなと思います。



武雄へ [奥山和由プロデューサー日記]

お久しぶりです。武蔵野美術大学の宇野江利子です。

8月7日、佐賀の武雄に行ってきました。そうです。泰造さんのご実家です。

東京を出ること約8時間。泰造さんのご実家に辿り付き、チャイムを押し、泰造さんのお母様、信子さんにお会いした瞬間は本当にもう、感動の一言でした。

今回なぜ、武雄に行ったかというと、実際信子さんに会って、泰造さんを感じられたら、という思いがまず私たちの中に強くあったためです。そこで代表して、私、宇野と、宮武、下川の3人でお邪魔することになりました。

信子さんは快く私たちを出迎えてくださって、泰造さんに関する色々な話をしてくださいました。戦場カメラマンとしての泰造さんのお話から、小さい頃、学校で先生に怒られた話まで。一人一人の目を見て熱心に、貴重な話をしてくださり、胸が熱くなりました。

そしてたくさんの資料もみせてくださいました。泰造さんが撮った写真はもちろん、泰造さん自身が映っている写真をまとめたアルバム、そして、泰造さんが実際に書いた、多くの手紙もみせていただきました。それらを手にとって驚きました。薄っぺらい紙なのに、表も裏も、びっしり文字でうめつくされているのです。そして、その荒く書かれた文字たちの間には誤字をぐしゃぐしゃと塗りつぶしたあともたくさん。泰造さんはきっと、信子さんに伝えたい言葉で溢れていたんだ、と思いました。何年も前に、遥か離れた異国から届いた文字は、今も体温を残しているようで、ただただ、その手紙を手にし、圧倒されてしまいました。

手紙。

手紙というものを強く考えさせられました。インターネットや携帯電話が普及した昨今、手紙という媒体は需要を減らしつつあると思っていました。けれど、手紙でしか伝わらないものがあるって、今回の旅で、泰造さんの手紙を手にして強く思ったのです。文字の向こうにみえる、その文字を書いた、その「人」の部分です。何か、けれど確実に、その人の内面が熱を帯びて宿っているように思いました。

泰造さん直筆の手紙をみせていただき、強く感動を覚え、信子さんの家を後にしました。

今回のこの旅の映像は8月の28日からの渋谷UPLINKで行われる上映の朗読企画がある時に限って、短く編集したものを少しだけ観ていただこうと思っています。私はこの映画「TAIZO」を特に私のようなまだ若い世代の方々にみてもらいたいって思っているんです。本編「TAIZO」とは別に、20代の私たちがみて感じた泰造さん、そして泰造さんと信子さんの手紙での絆を、この私たちの旅の映像と、朗読企画で感じていただけたら、と思っています。

本当に強い気持ちを持って佐賀まで旅をさせていただきました。この想いを受け取ってくださる人がいたら、とても嬉しいです。

 



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